ソースいろいろ

ソースとは、調理において他の食品に添えたり、かけたりする液状かペースト状の調味料のことです。基本的に野菜や肉等の旨味を凝縮した合わせ調味料の総称で、主にケチャップ、ウスターソース、ドレッシングなどがあります。料理における基本の要素とされ、特にフランス料理では、さまざまな伝統的なソースが存在します。基本的にだしに調味料や他の食材を加えて凝縮したものであることは変わりはありませんが、調理するメニューによっての定番であったり、新しい風味をもたらしてくれるものなど、欠かせないものとなっています。

日本の場合は、いわゆる「たれ」と呼ばれるものがソースの役割をしているものが多く、個別にソースと言う場合は、とんかつソースなどのウスターソース類のことを指すことになります。

欧米生まれの定番調味料

日本ではソースと言えばウスターソースのことを指すことが多く、とんかつやフライなどの揚げ物やお好み焼き、焼きそばなどに用いられます。ウスターソースは、濃度と粘度によってウスター、中濃、濃厚(特濃)と呼ばれ、とんかつソースは他の材料を加えてフライ用に特化されたウスターソースの派生品です。また日本のウスターソースは、本家のそれとは異なり、日本独自で発展させてきたものでもあります。

欧米から日本に入って来て定着した調味料の中で、味噌やしょう油のように地方によって好みの味や独自の発展をとげたのも、日本におけるウスターソースの特徴です。日本全国にあるソースメーカーは地域性を重視した製品を送り出し、用途を特化した専用ソースを販売するなど、いろいろな種類のソースが登場しています。

甘味とスパイシーさが個性を生む

世界的に有名なイギリスのウスターソース(リーベリン・ソース)は魚醤から発展したソースとして知られていますが、日本のウスターソースとは材料も製法も全く異なります。日本のウスターソースは果実と野菜にスパイスを加えて濃縮・熟成させたものになります。もともと日本ではしょう油といった万能調味料が存在し、食文化を支えてきましたが、ウスターソースは西洋風のしょう油を目指して作られ一般化し、普及していったことが背景にあります。さらに食の西洋化の流れなども手伝い、人気が高まっていきました。しょう油に似た感覚で使えることや、アレンジしやすい調味料でもあるために、更に日本独自の発展をしてきた調味料とも言えます。

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