和食のソース、たれ

主に和食で用いられる液状またはペースト状の合わせ調味料のことを「たれ」と呼びます。もともとは鰻の蒲焼きや焼鳥などのように、料理の仕上げにつけ絡めて風味と旨味を閉じ込める役割だったり、焼き肉やしゃぶしゃぶのように、専用のたれにつけて食するもののことを指します。このたれは自作することも可能ですが、材料を吟味して作成するには手間がかかり過ぎること、またお手軽に本格的な料理を楽しめることなどを理由に、市販品を活用されている方は多いようです。

最近はさまざまな種類の専用だれが商品化され、人気も上々です。また、全国的に知られるたれを用いる定番料理の専用だれだけではなく、ごく一部の地域や地方などだけで食べられるマイナーな料理やご当地グルメなどの専用だれも登場し、私たちの食卓に豊かにしてくれています。

大きく分けて3タイプ

市販の専用だれの種類は大きく分けて3つのタイプがあります。材料にからめて漬け込むタイプのものは、面倒な下拵えやちょっとコツのいるひと手間を市販品のたれでカバーできるようになっており、漬け込んだ素材を焼くだけ、煮るだけというタイプのものです。生姜焼き用や焼き肉用、鯖の味噌煮用などさまざまな種類のものがあり、ご家庭で手軽に本格的な料理が楽しめることで人気があります。

必要な材料を揃え、焼いたり揚げたりなどの調理を済ませた料理にかけたり、絡めたりするタイプのものは、最後の仕上げで本格的な料理を完成させてくれるたれになります。代表的なものとして、酢豚や回鍋肉などの中華料理やチキン南蛮、味噌カツなどの専用だれがあります。少々タイプは違いますが、各種お鍋の専用スープなどもこちらのタイプに属します。

料理そのものはご自身で調理しなければなりませんが、つけて食べると、本格的な味わいを楽しめるつけだれタイプのものには、焼き肉のつけだれや、しゃぶしゃぶ用のつけだれなどがあります。日本蕎麦やうどん、そうめんなどに用いるめんつゆもこのタイプに属します。料理自体もそこまで難しい調理法でない上に、薬味などと共につけて食べるだけで、本格的な味を楽しめるので、このタイプの合わせ調味料は、普段使い用としてご家庭に常備している場合も少なくありません。

どのタイプのものでも、お手軽に本格的な料理をご家庭で楽しめるように作られており、また失敗も少なくキレイな仕上りになるという利点があります。ほかにも調理時間の短縮にも一役買っており、弁当や夜食づくりなどで活躍することも多いようです。

キチンと説明書きを読むのがコツ

こういった便利な専用だれは、しっかり説明書きを読み、無駄なアレンジや省略などをしないで使うのが、失敗しないコツに繋がります。せっかくの本格的な専用だれを用いても、適当に調理し、適当に用いてしまうと、料理が美味しく仕上がらないことも多いためです。アレンジして新しい料理に挑戦する場合は、ご家庭で用いる調味料として定番化してから、少しずつ試していく方が無難です。最近はラベル上に直接、またはメーカーのホームページなどでも活用法とレシピが掲載されていますので、こちらも参考にしながら活用しましょう。

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